開館50周年記念「美を結ぶ。美をひらく。」 III
コーニング・ガラス美術館特別出品 あこがれのヴェネチアン・グラス―時を超え、海を越えて
2011年8月10日(水)〜10月10日(月・祝)
イタリアに旅行してからちょっと歴史なんかも気になるようになって
読んでいるのが塩野七生の海の都の物語。
ヴェネツィア建国からの歴史について書かれていて文庫本で6巻まであります。
こういう歴史の本って今まで敬遠していました。
きっと興味持てなくて途中で嫌になるんじゃないかと・・・
読み始める時も6巻全部読む自信がなくて、
とりあえず1冊しか買わなかったくらいで。
でも読み始めると意外と大丈夫なものでもう3巻まで読み終わりました。
きっとヴェネツィアに行ってきた後で街の情景が思い浮かんだりだとか、
ドゥカーレ宮殿で解説してもらった知識が多少あるからなんだろうなぁ。
現地で話を聞いた時は知識が全く無かったのでただ「ふ〜ん」って感じだったんですが、
本を読んでいくとあの時言ってたのはこのことだったんだぁってことが出てきて
その繋がる感じが面白いです。
処刑された元首マリーノ・ファリエロの話とか。
ドゥカーレ宮殿には初代から76代までの元首の肖像画が描かれている部屋があるんですけど、
そのうちの1つだけ真っ黒に塗られている場所があってそこが彼の場所だったという話です。
観光の時に肖像の部屋で簡単な説明は聞いていたので何故処刑されたかなどが詳しくわかって
興味深かったです。
歴史好きな人は読んでから行くとすごく楽しいんだろうなぁ。
私はそうでもないけど、
次にまたヴェネツィアに行く時には同じ場所を訪れても違う見方が出来るかもって気はします。